Deuteranopia · 旧称:第2色盲
2型2色覚(緑色盲)
中波長に反応するM錐体がないため赤緑の区別が難しくなりますが、1型2色覚と違って赤の明るさはほぼそのままです。
- 欠けている錐体
- M(中波長・緑)
- 遺伝
- X連鎖劣性
- 有病率
- 男性 約1.3% · 女性 約0.01%
- 中性点
- 約498nm(青緑)が灰色のように
仕組み
2型2色覚は、M錐体の視物質(OPN1MW 遺伝子)が働かず、L錐体とS錐体の2種類だけで色を判断する2色覚です。
明るさの感覚はL錐体が大きく支えているため、1型2色覚と違って赤が暗く見えることはありません。そのため2つのタイプは、混同する色は似ていても「赤が暗く見えるか」という点で違いが出ます。
約498nm付近の青緑が、灰色と区別できない中性点になります。
どう見えるか
赤・オレンジ・黄・緑が黄みがかった系統に集まり、緑と灰色・ベージュが似てきます。紫と青も近づきます。
下の表では赤と緑が似たような黄土色に変わりますが、赤の明るさは1型2色覚のシミュレーションより明るく残っているのがわかります。
| 色 | 正常色覚 | 2型2色覚(緑色盲) |
|---|---|---|
| 赤 | #D7263D | #8A7D37 |
| オレンジ | #F28C28 | #C3AF28 |
| 黄 | #F2CD37 | #EDD441 |
| 緑 | #2E9E44 | #93864B |
| 青緑 | #1A9E9A | #82889B |
| 青 | #2F6BD8 | #0068D6 |
| 紫 | #7E3FB2 | #245EAF |
| ピンク | #E86FA6 | #9FA0A3 |
| 茶 | #8B5A2B | #75692C |
| 灰色 | #8C8C8C | #8C8C8C |
シミュレーション:Machado・Oliveira・Fernandes(2009)の行列、強度 100%。モニターや個人差によって実際とは異なる場合があります。
どのくらい多いか
ヨーロッパ系の集団では、男性の約1.3%、女性の約0.01%と報告されています(Sharpe ほか、1999)。
赤緑系全体で見ると、東アジアの男性はヨーロッパ系よりやや低めと報告されています(Birch、2012)。
混同しやすい色
- 赤 ↔ 緑 ↔ 茶 ↔ オレンジ
- 緑 ↔ 灰色・ベージュ、青緑 ↔ 灰色
- 紫 ↔ 青、ピンク ↔ 灰色